
AIで4コマ漫画の描き方完全ガイド
近年、AI画像生成技術の進化により、誰でも簡単に4コマ漫画を作れる時代がやってきました。絵が描けなくても、AIを使えばアイデア次第で面白い4コマ漫画を生み出すことができます。本記事では、AI画像生成ツールを活用した4コマ漫画の作り方を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

AI4コマ漫画制作の基本的な流れ
AI4コマ漫画を作る際の基本的なステップは以下の通りです。まずストーリーの構想を練り、各コマの内容を決定します。次にAI画像生成ツールで各コマの画像を生成し、最後にテキストや吹き出しを追加して完成させます。
この一連の流れをマスターすることで、あなたのアイデアを視覚的に表現できるようになります。それでは、各ステップを詳しく見ていきましょう。
ステップ1:ストーリー構成を考える

4コマ漫画の醍醐味は、起承転結の短いストーリーでオチをつけることです。まずは紙やメモアプリに、どんな展開にするかを書き出してみましょう。
起承転結の基本構造
1コマ目の「起」では、状況設定やキャラクター紹介を行います。読者に「これは何の話なのか」を理解してもらう重要なコマです。例えば、「猫がソファでくつろいでいる」というシンプルな状況から始めることができます。
2コマ目の「承」では、状況が少し動き始めます。1コマ目の状況が発展したり、新しい要素が加わったりします。先ほどの例なら、「飼い主が猫のおやつを持ってくる」といった展開です。
3コマ目の「転」は最も重要なコマで、予想外の展開や驚きの要素を入れます。ここで読者の期待を裏切ることで、面白さが生まれます。「猫がおやつに見向きもせず、飼い主の手を枕にする」など、意外な行動を描きます。
4コマ目の「結」でオチをつけます。3コマ目の展開を受けて、笑いや共感、余韻を残すコマです。「飼い主が困った顔をしている」というように、状況の落としどころを描きます。
テーマ選びのコツ
日常の些細な出来事、ペットの行動、季節の風物詩、あるあるネタなど、身近なテーマから始めるのがおすすめです。共感を呼びやすく、読者にとって親しみやすい内容になります。
また、キャラクターを固定することで、シリーズ化もしやすくなります。同じ猫キャラクターで複数の4コマ漫画を作れば、ファンがつきやすくなるでしょう。
ステップ2:AI画像生成ツールの選択
AI4コマ漫画制作には、様々な画像生成ツールが利用できます。それぞれに特徴があるので、自分の目的に合ったものを選びましょう。
AdobeCreative Cloud Proを契約しています。
個人的に使用しているのは「AdobeFirefly」のGemini3を使用しています。
他もあるがこれが一番素直で使いやすい
他の編集ソフトも使えて画像生成も使えてとても便利です。
主要なAI画像生成ツール
Midjourney、Stable Diffusion、DALL-E、Leonardo.aiなど、多くのツールが存在します。Midjourneyは高品質な画像が生成でき、芸術的な表現に優れています。Stable Diffusionはカスタマイズ性が高く、ローカル環境でも動作するため、自由度の高い制作が可能です。
DALL-Eは使いやすいインターフェースで初心者向け、Leonardo.aiはイラスト制作に特化した機能が充実しています。無料プランや有料プランなど、予算に応じて選択できます。
ツール選びのポイント
一貫性のあるキャラクターを生成できるか、漫画調のスタイルに対応しているか、日本語プロンプトに対応しているかなどを確認しましょう。特に4コマ漫画では、全コマで同じキャラクターを描く必要があるため、キャラクターの一貫性は非常に重要です。
最近では、キャラクターの一貫性を保つための機能が充実しているツールも増えています。シードナンバーの固定や、キャラクター参照機能などを活用することで、同じキャラクターを繰り返し生成できます。
ステップ3:効果的なプロンプトの書き方
AI画像生成で最も重要なのがプロンプト、つまりAIへの指示文です。プロンプトの質が、生成される画像の質を大きく左右します。
基本的なプロンプト構造
プロンプトは、主語、スタイル、構図、雰囲気、詳細要素の順で構成すると効果的です。例えば、「オレンジ色の猫、シンプルな線画スタイル、正面から見た構図、温かい雰囲気、大きな瞳と丸い体型」といった具合です。
具体的であればあるほど、イメージに近い画像が生成されます。ただし、情報を詰め込みすぎると、AIが混乱することもあるので、バランスが大切です。
キャラクター一貫性のためのテクニック
同じキャラクターを繰り返し生成するには、いくつかのテクニックがあります。まず、詳細なキャラクター設定を作成し、毎回同じプロンプトの基本部分を使用します。「オレンジ色の猫、大きな青い瞳、白い腹、丸い体型、短い足」といった具体的な特徴を記述します。
シードナンバーを固定することで、似たような画像を生成しやすくなります。また、最初に生成した満足のいくキャラクター画像を参照画像として使用できる機能もあります。
シーン別プロンプトの例
1コマ目では、「オレンジ色の猫がソファで寝ている、4コマ漫画スタイル、シンプルな背景、リビングルーム、リラックスした雰囲気」といったプロンプトを使います。
2コマ目では、「オレンジ色の猫(同じ特徴)、飼い主の手におやつが見える、4コマ漫画スタイル、期待する表情」というように、状況の変化を反映させます。
3コマ目と4コマ目も同様に、ストーリーの展開に合わせてプロンプトを調整していきます。重要なのは、キャラクターの特徴を毎回同じように記述することです。
ステップ4:画像の生成と選択

プロンプトを入力したら、実際に画像を生成します。多くのAIツールでは、一度に複数の候補画像が生成されるので、その中から最適なものを選びます。
生成時の注意点
最初の生成で完璧な画像が得られることは稀です。何度か試行錯誤しながら、プロンプトを調整していく必要があります。思った通りの構図にならない場合は、構図の指定をより具体的にします。キャラクターの顔が崩れている場合は、顔の特徴をより詳細に記述します。
また、各コマで使用する画像は、スタイルや画風が統一されている必要があります。1コマ目はリアルな画風、2コマ目はアニメ調といったバラバラなスタイルでは、まとまりのない作品になってしまいます。
画像の微調整
生成された画像に微調整が必要な場合は、inpainting機能を使って部分的に修正できます。また、別のAIツールや画像編集ソフトを併用することで、より理想的な仕上がりにすることも可能です。
背景が複雑すぎる場合は、画像編集ソフトでシンプルにしたり、キャラクターの表情が物足りない場合は、別途表情だけを生成して合成したりすることもできます。
ステップ5:レイアウトとテキスト追加

画像が揃ったら、4コマ漫画のレイアウトを作成します。この工程で、ただの4枚の絵が「4コマ漫画」として完成します。
レイアウト作成ツール
Canva、Adobe Express、Photoshop、GIMPなど、様々なツールが使えます。Canvaは無料で使いやすく、テンプレートも豊富なので初心者におすすめです。4コマ漫画用のテンプレートを探すか、2×2のグリッドレイアウトを自作します。
一般的な4コマ漫画のサイズは、縦長の場合は800×1200ピクセル程度、正方形の場合は1200×1200ピクセル程度が扱いやすいでしょう。SNSに投稿する場合は、各プラットフォームの推奨サイズに合わせると見栄えが良くなります。
コマ割りの基本
4つのコマは等間隔に配置するのが基本です。各コマの間には白い余白(コマ間)を設けることで、読みやすさが向上します。コマ間は10から20ピクセル程度が適切です。
縦に2コマ、横に2コマの配置が最も一般的ですが、縦一列に4コマ並べるスタイルもあります。スマートフォンでの閲覧を考えると、縦長レイアウトの方が読みやすい場合もあります。
吹き出しとテキストの追加
セリフがある場合は、吹き出しを追加します。吹き出しの形は、通常の会話は丸型、考え事は雲型、叫びはギザギザ型など、状況に応じて使い分けます。
フォントは読みやすいものを選びましょう。日本語の漫画では、アンチック体やゴシック体がよく使われます。文字サイズは、スマートフォンで見ても読める大きさを意識します。
吹き出しの配置は、読む順序を意識して配置します。日本の漫画は右から左、上から下に読むのが基本ですが、4コマ漫画の場合は1コマ目から4コマ目まで順番に読めるよう工夫します。
ステップ6:仕上げと投稿
最後の仕上げとして、全体のバランスを確認します。各コマの明るさや色調が揃っているか、テキストが読みやすいか、ストーリーが分かりやすく伝わるかをチェックします。
完成度を高めるポイント
効果線や集中線を追加すると、漫画らしさが増します。驚きのシーンでは放射状の線、動きのあるシーンでは流線など、状況に応じて使い分けましょう。ただし、使いすぎると煩雑になるので、ここぞというコマだけに使用します。
擬音語や擬態語を追加するのも効果的です。「ゴロゴロ」「パタパタ」「シーン」など、音や様子を表現する文字を入れることで、臨場感が増します。
コマの外側に薄い枠線を追加すると、作品全体が引き締まります。また、作者名やSNSアカウント名を小さく入れておくと、作品が拡散された際に自分の作品だと分かりやすくなります。
SNSへの投稿
完成した4コマ漫画は、TwitterやInstagram、Pixivなどに投稿してみましょう。適切なハッシュタグをつけることで、多くの人に見てもらえる可能性が高まります。「#4コマ漫画」「#AI漫画」「#AIアート」などが効果的です。
投稿時には簡単な説明文を添えると、読者の理解が深まります。「AIで作った猫の4コマ漫画です」といった一言だけでも、作品の魅力が伝わりやすくなります。
AI4コマ漫画制作の応用テクニック
基本をマスターしたら、さらに高度なテクニックにも挑戦してみましょう。
シリーズ化のコツ
同じキャラクターで複数の4コマ漫画を作る場合、キャラクターの設定を詳細に記録しておきましょう。使用したプロンプト、シードナンバー、参照画像などを保存しておくと、次回も同じキャラクターを生成しやすくなります。
世界観やキャラクターの性格も統一することで、読者がキャラクターに愛着を持ちやすくなります。毎回違う性格や設定では、一貫性がなくなってしまいます。
コラボレーション
友人と一緒に4コマ漫画を作るのも楽しいでしょう。一人がストーリーを考え、もう一人が画像生成を担当するといった分業も可能です。また、読者からアイデアを募集して、それを元に4コマ漫画を作るという企画も面白いかもしれません。
商業利用を考える場合
AI生成画像の商業利用については、使用するツールの利用規約を必ず確認してください。ツールによっては、無料プランでは商業利用が禁止されている場合もあります。また、生成された画像の著作権がどこに帰属するかも、ツールによって異なります。
本格的に収益化を考える場合は、有料プランに加入したり、商業利用が明確に許可されているツールを選んだりすることをおすすめします。
よくある失敗と対処法
AI4コマ漫画制作でよくある失敗とその対処法を紹介します。
キャラクターの一貫性が保てない
最もよくある問題が、各コマでキャラクターの見た目が変わってしまうことです。これを防ぐには、詳細なキャラクター設定を作成し、毎回同じプロンプトを使用することが重要です。また、参照画像機能があるツールでは、それを積極的に活用しましょう。
ストーリーが分かりにくい
起承転結が曖昧で、何が面白いのか伝わらない作品になってしまうことがあります。完成後、第三者に見てもらって意見を聞くのが効果的です。オチが弱い場合は、3コマ目の展開を見直したり、4コマ目の表現を工夫したりしてみましょう。
画像の品質がバラバラ
各コマの画風や品質が統一されていないと、作品全体の完成度が下がります。すべてのコマを同じAIツール、同じ設定で生成することで、統一感を出せます。また、生成後に画像編集ソフトで色調や明るさを調整することも有効です。
まとめ
AI4コマ漫画の制作は、創造性と技術を組み合わせた楽しい活動です。絵を描く技術がなくても、アイデアとAIツールの使い方を工夫することで、誰でも面白い4コマ漫画を作ることができます。
最初は思い通りにいかないこともあるかもしれませんが、試行錯誤を重ねることで徐々に上達していきます。完璧を求めすぎず、まずは楽しみながら作ってみることが大切です。
今日から、あなたもAI4コマ漫画クリエイターとして、自分のアイデアを世界に発信してみませんか。きっと新しい表現の可能性が見つかるはずです。






